のぼりは、L字の竿に布を巻きつけた物のことを言います。
主に商用として利用されているものがほとんどですが、意外とのぼりとは認識されていないメジャーなのぼりがあるんです。
それがこいのぼりです。
こいのぼりと聞くと、誰もが目にしたことはありますよね。
竿の先に回転する球状のものやかごの玉をつけ、その下に矢車と呼ばれるくるくる回るものをつけます。
そして、上からひらひらした吹き流し、コイの順番につけていきます。
数年前までは男の子がいる家庭ではみんな自宅で揚げていたこいのぼりですが、最近は少子化の影響なのか、めっきりその姿を消してしまいました。
しかし、田舎のほうの山道を車で走っていると、途中にある集落などで今でも立派なこいのぼりを見ることができます。
昔に比べてカラーバリエーションが豊富になってきており、オレンジや緑といったカラーもそろってきました。
もともとこいのぼりは、その家に住んでいる両親と男の子の人数分だけ揚げるものでしたが、最近は女の子も含めたすべての家族の分のこいのぼりを揚げるという家庭も増えてきているようです。
大きなこいのぼりはある程度田舎じゃないとあげられません。
マンションや集合住宅に住む家庭は、ちゃんとしたこいのぼりを揚げるのはむずかしいので、簡易式のもので代用したり、もしくは飾らなかったりということも多くなってきました。